前回のエントリで予告したとおり、「新しいiPad 」(以降では「新iPad」と呼ぶ)とiPad 2 との比較についてまとめる。私は現在、iPad 2と新iPadの2つを所有しているが、こちらのエントリで書いたとおり、古いiPad 2 はもうすぐ名古屋にいる義理の両親の元に行くので、並べた比較が出来るのはあと1週間だ。

今日のエントリの主題はカメラ機能について。Retinaディスプレイと並んで新iPad のもうひとつのウリはどうだろう?

まず最初に残念だったことを。
iPhone 4Sに装備されているフラッシュ機能が無い!
iPhone 4Sのフラッシュは暗闇の撮影で重宝していたのだが、なぜか新iPadでは搭載を見送られたようだ。期待していただけに少々残念。


単純にカメラを起動して2つのiPad を並べると、まず最初に分かるのが新iPadのほうが視野角が広いこと。下記の図は、同じ条件でそれぞれの最大視野角で撮影した画像の比較。
【左がiPad 2で、右が新iPad。】
iPadPhotos1
もちろん、いずれの写真も同じ距離から撮影している。

それぞれの液晶ディスプレイに表示されるカメラ画像を見ると、画像の美しさやきめ細かさは、新iPad が明らかに優れている。ただし、そのような比較をした場合、ディスプレイの差も含んでしまうので、純粋にカメラ機能の比較とは言えない。あくまで撮影された画像データの比較で行うべきだ。

そこで、iPad 2 と 新 iPad 、それぞれで同じ被写体、同じ条件で撮影した画像データをEvernoteを使ってWindows PCに転送し、そのWindows PC上で画像ファイルを比較した。

まず、それぞれの画像データのファイルサイズおよび画素数が、まるで異なる。
iPad 2 カメラで撮影した画像:228KB ~720×960 (約69万)画素
新iPad カメラで撮影した画像:1.18MB ~1936×2592 (約500万)画素
いわゆる画素数で言うなら、10倍近い差になる!

それぞれ同じ画素数分だけ切り取って比較すると、下記の図のようになる。
【左がiPad 2で、右が新iPad。】
iPadPhotos2
ただしこの「画素数の違い」が、本来求めるべき「写真の総合的な良さ」にどれだけ結びつくのか、専門外の私には論評できない。こちらこちら、さらにはこちらなどでも書かれている通り、「画素数が多いからと言って、画質がよくなるとは限らない」のは、ある程度カメラを知っている人なら常識の範囲のことだからだ。

もっと色々条件を変えて、明るい場所などで撮影したうえで比較する必要があるだろう。確実に言えるのは、むやみに写真を撮り続けて新iPad内のみに保存すると、iPadのディスクスペースを圧迫しかねないことだろうか。


カメラはこれくらいにして、次回は「あまり知られていないが重要な新機能」だと思われる、「音声認識」の機能についても紹介するつもりだ。