以前からずっとやりたかったのだが時間が無くて実行できなかったことがあった。大昔のバンド活動時のアナログビデオで録画した動画をYouTubeにアップすることなのだが、年末に家族が帰省したタイミングでようやく実施することが出来た。

いくつか投稿したうちの、もっとも出来が良い演奏がこの下の動画

(画面右の白服が2002年時点の私) 

投稿したその他の動画はこちら 

投稿した動画は、2002年頃まで私が参加していたアマチュアバンドの活動の様子。ほとんどの曲が、カシオペアと言う、プロのバンドのカバー曲で、YouTubeへの投稿に関しては、著作権に関するひっかりがあったことも事実だ。「まあYouTubeではおおっぴらに皆やっているけれど、厳密には著作権を侵害しているのだろうな。」との考えもあり、これまで実際の投稿を躊躇していた。

恥ずかしながらごく最近になって知ったことなのだが、著作権で保護されている楽曲でも、自ら演奏したものであれば、YouTubeへの投稿は問題ないらしいのだ。こちらこちらの記事にもあるように、日本国内の音楽著作権を管理する団体「日本音楽著作権協会(JASRAC)」が、YouTubeと包括的な契約を結んでおり、YouTubeの利益から一定額が、JASRACを通して楽曲の著作権者に払われているとのこと。 

JASRACとYouTube包括契約の締結が2008年10月で、私がそれを知ったのが2011年末。随分と遅れたコメントで恐縮なのだが、それにしてもこの契約はJASRACの素晴らしい判断だと思う。 

カセットテープやビデオテープに始まって、CD-RによるCDのコピー、携帯音楽プレーヤーによる音楽の「データ化」など、著作権は常にテクノロジーの進歩と言う難題に立ち向かってきた。このような対立構造が生まれた場合、往々にして古い者(例えばJASRAC)は、新しいもの(新しいテクノロジー)を全面否定する方向に行きがちだ。JASRACも、当初はYouTubeに投稿された「著作権侵害動画」を都度削除依頼で対応していたらしい。

このような新旧の対立構造の場合、古い者の指摘は的を得ていることが多い。新しいものには必ず「問題」が付きまとうのだ。しかし、物凄い勢いで普及しようとする新しいテクノロジーを止めることは不可能と言える。それは歴史を見れば明らかだ。であれば古い者は、新参者をうまく利用する方向に発想を切り替えたほうが良い。JASRACの判断は、まさにそれを狙ったものだ。

現代では、「あの曲が聴きたいな」と思えば、CDを買わずともYouTubeで探せば、大抵の曲を聴くことが出来る。これはある意味恐ろしいことで、本来最も保護されるべきミュージシャンの利益を損なうかもしれないし、仲介業者であるところのレコード会社やCDショップのビジネスは本当に苦しくなるだろう。

ただし考え方を変えれば、新しいビジネス創出のチャンスでもある。音楽的な観点で見ても、無名ミュージシャンが、純粋に実力主義で評価されて世の中に認められる可能性が高まったことは確かだ。例えば、こちらのエピソードは、YouTubeが無ければ絶対にありえなかった、シンデレラストーリである。