前回のエントリで、VMware View 5.0 と Citrix XenDesktop 5.5 の描画性能を比較した動画デモを紹介した。(下記画像、またはこちらのリンクのクリックでYouTubeページにジャンプ)
YouTubeでのVMware View比較
YouTubeに投稿したこの動画は、おかげさまでかなりの反響を集めており、公開して5日足らずで400回以上も再生されている。アクセスは日本からだけでなく、米国、オランダ、台湾、オーストラリア、ドイツなど、世界中から来ていることも、YouTubeの再生レポート機能から知ることが出来た。
YouTubeの再生回数レポート


----------------
で、ここからが今日のエントリの本題。
例の動画を撮影した際の、ハードウェア/ソフトウェアの種々の条件について説明したい。

■システム全体
概略下記の図のようなシステムを構築したうえで動画を撮影した。(図をクリックすると拡大)
テスト環境
基本的な考え方としては、「VMware View 5.0」と「Citrix XenDesktop 5.5」の2つの製品が、出来る限り公平かつ平等な条件下で競えるように狙った。その一環として、ネットワークなどの条件が同一であることを示すために端末(End Point)は1台のみ使用し、VMware View 5.0 と XenDesktop 5.5 の双方の仮想デスクトップを幅広ディスプレイを使って同時に表示させている。


■サーバーハードウェア
まず、サーバーとして用意したハードウェアは下の写真の2台。いずれも富士通製の「PRIMERGY MX130 S1」であるが、まったく同じスペックものを用意して両陣営に1台ずつ与えている。
蛇足ではあるが、この機種は、本来は正式には日本で売られていない海外向けの小型サーバーで、通販などで格安で販売されている。この実機検証に大いに協力してくれたCitrixの同僚、島崎聡史が個人所有しているものだ。
Fujitsu Primergy MX130 S1

■仮想インフラ と仮想マシンのスペック
それぞれ、もっとも相性が良いはずのものを利用した。つまり、VMware View 5.0 では vSphere 5 を使い、Citrix XenDesktop 5.5 では、XenServer 6.0 を使った。
また、仮想デスクトップとして接続する仮想マシンには、平等になるよう両陣営のVMにメモリを2GB、仮想CPUを2つ与えている。


■ソフトウェアのバージョンと設定
それぞれ2012年2月時点での最新のバージョンを利用した。
いずれの製品でもソフトウェアの設定は、最低限動作可能な範囲で、デフォルトのままの設定にしている。


■回線遅延シミュレーター
Ethdelay
この製品は、上記図のようにコンパクトで手頃な値段(標準価格で1台59,000円)の割りに、「遅延に分散を与える」と言った、高度な回線模擬が可能なので、非常にお勧めである。動画後半のデモでは、このシミュレータを使って、ネットワークの帯域を最大3Mbpsに絞るとともに、往復で200m秒程度(値の分散あり)の遅延のあるネットワークを模擬している。