一昨日昨日のエントリで、さも「自分オリジナルのアイデア」であるかのように自慢した「Androidベースの家電統合リモコン」であるが、無知とは恐ろしいもので、とっくの昔に商品化されていることが判明した!!
Alimo

Alimo
少なくとも外観的な形状は、ほぼ私が考えていたとおりのもので、実に素晴らしい製品だと思う。

ただしさまざまレビュー記事数々を読んだ限りでは、改善の余地がまだまだありそうだ。

・改善余地その1:操作対象の家電機器が限定的
こちらが操作可能な家電製品の一覧だが、特定の家電製品の赤外線リモコン機能が予め組み込まれていて、それら特定家電に対してなら「買ってすぐに使える」ことは大きな魅力。
その一方で、対象家電はいわゆる「オーディオビジュアル機器」に限定され、エアコンや照明などの「非AV機器」は対象外になっている。せめて家電付属のリモコンの赤外線信号を「学習」することで、操作対象の家電機器をあとで広げられるようにして欲しい。複数のリモコンを「たったひとつ」に集約できないと、統合リモコンの存在の意味が大幅に薄れてしまう。

・改善余地その2:まだまだ「割り切り」が足りず価格が高い
他のタブレットのような薄型を追求せず、室内で使うことだけに割り切って、かなり厚めの形状にしたことは大いに評価できる。それでもまだ完全には「リモコン中心の利用」とまでは割り切れておらず、余分(と思えるような)機能も満載している。そのためか価格がまだまだ高いことが残念。実売価格は34,000円程度らしいが、なんとか1万円前後にできないものか?GPSセンサやカメラ、HDMI端子などを思い切って削れば、まだまだコストは下げられると思うのだが。

・改善余地その3:いろいろな意味で「普通のひと向け」でなく「マニア向け」
このような先見の明のある製品を商品化したアイ・オー・データ機器さんに対しては、賞賛してもし過ぎることはない。それでもやはり大手家電メーカに同様な製品を作って欲しい。それが「普通のひと」に使ってもらって、普及させるための第一歩になるはず。そして機能面でも「高機能を求めるマニア向け」ではなく、最低限の操作しかしない「一般のユーザ向け」の製品にしてほしい。


くどいようですがが、国内の家電メーカさん、具体的にはPanasonicさん、日立さん、東芝さん、三菱電機さん、ソニーさん、是非「Androidベースのリモコン専用機」を作ってください。同じようなものは既にアイ・オー・データ機器さんが出されていますし、改善するべきポイントも明確です。きっと売れるはずですし、将来の汎用Androidベースタブレット普及の足がかりにもなるはずです。