6日前のエントリ(AndroidタブレットがiPadに勝つためにすべきこと)で、Androidタブレットの起死回生策として、次の2つを提案した。
1) タブレットのマスマーケットを当面諦める
2) 当面は携帯電話に注力する

今日は3つ目の提案であり、おそらく大本命となるであろう提案をさせていただく。これは単なる「Googleとその他大勢のAndroid陣営」ではなく、日本の家電メーカにとって良い案になると信じている。さらには私たち消費者もその恩恵を十分に受けられるものになるはずだ。ひょっとしたら日本の家電メーカは既に開発を始めているかもしれないが・・・

■起死回生策その3 ~家電統合リモコン端末をAndroidベースで作る~
もう結論を先に書いてしまった。イメージ的には下のような図のデバイスを作るべきだ。
Androidベース多機能リモコン

皆さんもテレビもビデオも証明もエアコンも電話(インタフォン含む)もFAXもオーディオコンポもお風呂も、全ての家電がスマートフォン並の操作性で一括して操作できるリモコン装置欲しくないですか?私は物凄く欲しい!!

だいたい家庭の中にはリモコンが溢れかえっていて、実にうっとうしい。
数あるリモコン
さらには、それらは大抵異なるデザインポリシーで、操作性に統一感は無いし、並んでいても美しくない。これらのリモコンが、たった1つのデバイスで、スマートフォンライクなGUIで操作できたら、さぞかし素晴らしくはないか?

技術的な実現性は、それほど難しくはないだろう。
全体の統一規格として遠隔操作のためのインタフェース(おそらく無線LAN)を定めたうえで、各家電デバイスが個別にそのデバイスを操作するための「Androidアプリ」を提供すればよい。

例えば「A社のエアコン機種Z」は、Android汎用リモコンと通信できるインタフェース(無線LAN)を装備するとともに、そのエアコン機種Zの機能をフルに活かした操作が可能な「機種Z用Androidアプリ」を提供する。そのアプリをインストールしたAndroid端末は、それだけでそのエアコン機種Zの機能をフル活用可能なリモコンになる。操作はハードボタンではなくてGUIでの操作ができて、もちろん取扱説明書代わりの「ヘルプ」機能も充実している。

これならパソコンもタブレットも必要としないような「その他大勢」の人たちに買ってもらえる。これこそiPadもパソコンも踏み入れていない全く新しい市場だ。

実は上に書いたような「機能」は、別にAndroidだけでなく、iPadでも可能だ。しかし、iPadはハードウェアの仕様があまりにも汎用的過ぎて、リモコンに特化した仕様にはなっていない。これこそ、ハードウェア自由度の高いAndroidの得意技だ。家電用汎用リモコンに特化したハードウェア仕様の製品を出せばよい。

Android汎用リモコンに求められるハードウェア仕様は下記の通り。
1) 外出先への持ち出しは不要なので、必要以上に薄くなくて良い。
   (iPadは薄すぎて使いにくい)
2) 交換可能かつ長持ちのバッテリー。必要以上の小型化の必要は無い。
3) 簡単に充電可能な「ドック」
   (iPadにはこれが無い)

国内の家電メーカさん、具体的にはPanasonicさん、日立さん、東芝さん、三菱電機さん、ソニーさん、アイデア料は別に要りません。是非こんなものを作ってください。加えて通信規格の策定で、是非日本メーカがイニシアチブを取ってください。